こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です
秋田の残雪バックカントリーの定番といえば鳥海山。GWには各地からスノーやーが集まる大人気の山ですが、今回はちょいと違うルートへ。
4月の第3週。まだ積雪が豊富な中島台〜千蛇谷ルートでの春スノーボード!距離、行動時間ともに最長となったこの日。まさに大冒険でしたよ〜
2022/4/16-17
中島台〜千蛇谷〜新山ルート
前乗りで車中泊
秋田市からここまでの道中では路面に積雪なし。
車中泊予定の中島台レクリエーションの森、手前2km辺りから残雪が見られますが早朝、夜間でなければ夏タイヤでも来られそうな道路状況でした。
中島台に到着。トイレは使用可能で雪も繋がっており、スタートから板を履ける様です!
土曜日17:30の駐車状況。意外にもガラガラでゆっくりと準備することが出来ました。
気温は6°c。この時点で肌寒く、何か羽織っていないとちょいと辛い感じです。
車中泊の準備完了!今回の為にしっかりと目張りも作成してきました、シェードって買うと結構高いんですよね・・・
晩飯タイム。夜の寒さを想像し鍋やら色々メニュー考えたんですが、スーパーで物色中、唐突に寿司が食べたくなりまして笑
この日はピンクムーンだそうで驚きの明るさ。星を撮りたかったんですが、月が明る過ぎて星がほとんど視認出来ません笑
19時には手元の温度計で3°cを観測。足元が寒すぎて湯たんぽに直接足を乗せ暖をとっていました。
携帯の電波が入らないのでやることも無く、21時には完全就寝となりました
ドピーカンでおはようございます。4時半に目覚めると外の気温は-2°c、バシッと冷えております。
湯たんぽのおかげで快眠快眠。キャンプに車中泊と大活躍!買ってよかったアイテムです。
中島台から登り開始
車中泊にも関わらず、準備に手間取りまして出発は5時半過ぎ。既に他の方々の姿は見えず、みなさんお早いですな〜。
焦って進むとロクなことが無いもので。
20分以上進んでも橋が見えてこない・・・川の対岸に人影を見つけルート違いに気付きました。。。
初めて中島台から登る方へ備忘録的に。駐車場からスタートしたら右手の川沿いを進む事!
出発から30分。アップがてらの道迷いをかまして、ようやく正規ルートへ。
あがりこ大王へ挨拶を済ませ、奥の樹林帯エリアへ進みます。
祓川や鉾立からとは違う、起伏のあるルートに大苦戦。バディがずるずる〜っとね。滑落1回目。
我々の技術を試している様なルート。
画像左側はすっぽりと大きな穴が開いているので、ここでの滑落は本当にマズい。クランポンを装着してもらい、無事通過。
樹林帯を抜けひとまず休憩。前方にゴールの鳥海山は見えているものの、ここから何時間かかるのか・・・
少しずつ高度を上げているとテントを発見。ノニヤマの夢でもあるバックカントリーテント泊ってやつです。
宿主がいらっしゃれば話を聞いてみたいトコロですが残念ながら姿は見えず、先へ進みます。
先々の斜面にて人が蟻の様に小さくに見える世界。皆ペースが落ちているのを感じたので、トレランでもお世話になってるエナジージェルにてエネルギー補給。これが効くんですわ〜
実際に斜面を目の前にすると、こりゃペースも落ちるわ。ってな斜度。ここを登るんか〜・・・
辛い。辛いけど、登っていて楽しい斜面。雪がシャバってきたお陰でシールのグリップが格段に上がった気がします。
辛い斜面を3つほど乗り越え、ようやくランチタイム。外輪山を眺めながら食べるリゾッタは普段の1,3倍ほど美味しく感じられました。
ようやく辿り着いた千蛇谷。以前8月に来た時と全く違う白い世界。積雪により外輪山も心なしか低く感じます。
千蛇谷から御室小屋までのルート。夏のルートであれば小屋の左から巻いてきますが、あえての右側から近道を。スプリット泣かせの斜面で、バディ2回目の滑落。
御室小屋に到着して見ると美術館路と鳥居はすっぽりと埋まっておりました。
鳥居がパークにある丸レールに見えてきます笑・・そんなバチあたりな事絶対しませんけどね。
さてここからはボードをデポして、アイゼンに履き替え。実は初投入なのです。
実際試してみると、足元が急に軽く感じふわふわした歩き心地に違和感を覚えましたが、数メートル登るとその突き刺さるグリップの虜に。これは雪山の相棒感ありますね!
振り返ると月山がくっきり。iPhoneでは映しきれませんが更にその奥、肉眼では朝日連峰まで確認できました。
出発から8時間半ほどで新山に登頂!!春に来るのは初めてですが、やっぱり最高の景色。
ここまで来たのなら爪痕を残さねば!の使命感でダイブ。歪な人型が出来上がりました笑
これから滑るルートを確認!こんな美しい場所でスノーボード出来るなんて・・・滑る前から興奮が止まりません!!
まだシュプールの無い、笙ヶ岳(しょうがたけ)も確認できました。GWには大人気のスポット。こちらも滑りたいですね〜
名残惜しいですが、陽も少し落ちてきたので急いで準備。
次ページからお楽しみの滑走です!
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