スノーボードが好き過ぎて肩関節脱臼手術5回目を選択した話【手術と入院編】

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ノニヤマバナシ
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こんにちは、ノニヤマです

これを読んでいる皆さんは山、元気に楽しんでいますでしょうか?

ノニヤマは3月頭に肩の手術をしてきました。原因はコレでございます↓

スノーボードによる怪我で手首の骨折に次いで受傷が多い肩の脱臼

なったことがある人は分かると思いますが肩の脱臼って苦労しますよね・・・

そんな方々に向けてノニヤマのリアルな手術話を書いていきます

肩を脱臼しちゃった・・・
  • 脱臼の手術って必要?
  • 具体的にどんな手術をするの?
  • 入院って何日間?

こんな疑問を持ったなら是非読んでみてください!

肩の脱臼まとめ記事はいずれ詳しく書こうと思いますが

現在の状況も踏まえて備忘録的に記していきたいと思います

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怪我の原因

今まで脱臼した回数は覚えていませんが8割はスノーボードです。

今回もスノーボードでレールから落ちた際に手をついてしまい右肩をバコっ

自分で肩を入れれましたが力は全く入らず。

シーズン終了だな。と覚悟しトボトボとスキー場を後にしました

手術を選択した理由

これはスノーボードを全力で楽しむ為

反復性肩関節脱臼になってしまうと、楽しく滑っていても常に肩への不安感があるんです・・・

実際キッカー(ジャンプ台)から飛ぶため腕を上げただけで外れたこともあります。肩が外れたまま空中に飛ばされた時の恐怖は凄い物でした

そんな不安を克服する為手術に踏み切りました!

と言っても今までも手術後に脱臼しているので

今回は再脱臼率が低い強度高めの手術を選択しました


※初回脱臼で安静期間を守り、リハビリをしっかりすれば手術回避してスポーツを楽しめるパターンもあります。ノニヤマは守れなかったんですよねー・・・

今回行った手術

肩関節脱臼の手術の場合、内視鏡を使い傷口も小さくて済む関節鏡下関節唇形成術(Bankart法)という手術が一般的です。ノニヤマも過去3回これを受けましたが

今回選んだのは烏口突起移行術(ラタジェ法)

Bankart法でも脱臼を防げないようなケースがあります。それはBankart法を行ったあとに再脱臼してしまったケース(5%程度と言われています)やアメリカンフットボールや柔道などのように脱臼のリスクが通常より高いスポーツをやる場合などです。

こういうケースでは、より思い切った手術を行うことがあります。

それは前側の壁を新たに作るようなイメージで、肩甲骨の突起である烏口突起(うこうとっき)をそこにくっつくスジ(共同腱と言います)付きで、肩甲骨関節窩の前方に移行する方法です。移行するというのは、烏口突起を切って外して、ネジで留め治して、別の場所にくっつけることを言います。

http://www.keisuikai.or.jp/patient/dakyu/より引用

手術イメージ、youtubeで簡単に見れるもんですねー。両手術の違いを簡単に言えば

関節鏡下関節唇形成術損傷した関節唇という軟骨を糸とアンカーで再固定
脱臼手術なら通常はこちら
烏口突起移行術(ラタジェ法)別の骨を切り取り、別位置で加工。ボルトで固定。強度強め

こんな感じ。めちゃめちゃ切って繋いでの大工事。

これはサイボーグ感あります笑

ちなみにノニヤマ、左肩は烏口突起移行術(ラタジェ法)にて手術済。

それから左肩は外れていないので強度があるのは身を以て感じています

入院日数はどのくらい?

通常であれば3泊4日程で退院と説明を受けましたが

保険の関係、自宅にいるヤンチャな子供達の恐ろしさを担当医師に説明した結果

ノニヤマは10日間入院させていただきました。ベットが空いていて良かった。


術後は結構な不自由があったのでこれから脱臼手術を考えている方、ノニヤマ的にはゆっくり1週間位の入院をおすすめします。

入院期間が伸びると当然医療費も増えるわけで。激しいスポーツをする方は傷害保険にはしっかり入っておきましょう!

手術日 1日の流れ

前日入院、朝イチ手術の場合です

8:00 手術前準備

本来であれば9時から手術開始予定だったんですが、先生達の都合で前倒しに。

1時間以上も早くストレッチャーが到着した時は驚きました・・・

急いで手術用のT字帯やタイツを装着

何回手術してもT字帯装着後のカッコ悪さには笑えます。普通にふんどしですから

プラス医療用白タイツも履いているんで絵面的には最悪笑

そんな刺激的な姿のままストレッチャーで手術室へ運ばれていきます

10:30 手術終了

手術室に到着。手術台へ移動後酸素マスクをつけられ

「麻酔入りまーす・・・・」が最後の記憶

9:00〜12:00までの手術予定でしたが、1時間ほど早く終了

ちなみにノニ嫁は当日8:30に病院へ到着しましたが、病室から既にノニヤマが運ばれていてかなり驚いたと言っていました

朝イチ手術に付き添いしてもらう予定がある方は一緒に前泊した方が確実だと思います

14:00 入院中1番辛い時間

肩の痛みと酸素マスクによる圧迫感、そして尿管カテーテルの煩わしさ。正直、入院中1番辛いのはこの時間だと思います

寝たいけど寝れない。頭の中ではひたすらスノーボードの事を考えて現実逃避してました・・・

15:30 尿管カテーテルを外す

カテーテルが外れれば自分で歩くことが出来る自由の身へ!

外される時痛みはありますが我慢できるレベル。それより驚くのは尿管カテーテルの長さ!

自身のモノより長い管が入ってるんだから、そりゃ違和感ありますよね・・・

16:00 ここからボーナスタイム

ここまでくると麻酔によって痛みもコントロールされ

手術された肩を動かせない以外は日常とそう変わらず

スマホもいじれるし、ノートパソコンで映画観賞も余裕です。夕食も完食。

この時は大好きなコーヒーをまだ飲めず、水をストローで飲んでました

退院まで

翌々日には隣に立っている点滴も外れ、オールフリー。シャワーも浴びれるようになります

毎日の診察、2日に1回のリハビリ以外は自由時間。

病院内にいる限りは特に不自由も無く過ごせます。

そして無料Wi-Fiのある病棟でよかった。おかげで山の映画がたくさん見れましたよ

ブログを書く時間が取れて、ある意味普段より充実した1週間でした笑

おわりに

本記事は肩関節脱臼手術5回目という日本でも類を見ないありえない経験から書きました笑

手術には痛みやリハビリ、金銭的なことなど超えなければならないハードルは何個もあります。

それでもノニヤマが手術を選択したのはやっぱりスノーボードを諦めたく無いから。上手く無いですけどね!

ノニヤマの経験が【繰り返す脱臼に悩んでいる人】、【脱臼したけど全力でスポーツしたい人】などの参考になれば幸いです



ちなみに手術前に滑り行った時はこんなヤツ付けて滑ってました。

ノニヤマのは9年位前の物なので今のとは違いますが、だいたいこんな感じ。

肩が不安な人、コレつけるだけで多少違います。外れる時は外れますが笑

本記事はあくまで筆者の体験談であり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました

ノニヤマ

季節を問わず山が好き

スノーボード、登山、キャンプと週末は山の人になります

大自然の秋田からアウトドアを発信

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