こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です
秋田県と岩手県に跨り高山植物の宝庫として知られる秋田駒ヶ岳へ登ってきました。
6月下旬〜7月中旬頃に咲き乱れるムーミン谷のチングルマが有名ですが、時期的に雨に当たることが多く、秋田に住んでいながら今まで行ったことがありませんでした。
ところが天気予報を調べると晴れマークが並んでいるじゃありませんか!早速国見温泉からの登山計画を立て、嫁さんに伺ってみると「私(僕)も見に行ってみたい×3」とのお返事。
計画を変更し、家族4人での八合目からのルートを立てたものの中々の距離・・・。まぁ無理そうなら途中で引き返そう!な感で行ってきました〜
さて今回の記事は遂に来たよムーミン谷。白いのは花だけじゃないんだね!となっています。白いってことは勿論アレなわけで・・・
2022/7/2
秋田駒ヶ岳ってこんな山
冬季はバックカントリーで何度も入山しますが、ブログを振り返ってみるとスノーボード無しでの秋田駒ヶ岳登山は一年半ぶり。前回は10月末の初冬、意外な積雪に戸惑ったのを覚えています・・・
今回は家族(嫁、小学校高学年、保育園年長)を連れてムーミン谷を目指します!
バックカントリー時にいつもお世話になっていて信頼のあるmountainforecast。登山予定の土曜日は晴れ間が続きそう、これは眺望が楽しみです。てんくらはCだけど・・・
アルパこまくさ7時の駐車状況。意外と空いてます・・・てか曇ってるぅぅあぁぁぁ。
7時7分発、駒ヶ岳線バス待ち状況。大体30分に一本の運行、ムーミン谷のチングルマ開花時期の為か満員乗車でした。
40人前後は乗れそうな車内。運転席後ろは新型コロナの影響で座れなくなってました。
以前焼山(やけやま)に登った時も利用した羽後交通さん。八合目への駒ヶ岳線もしっかりペイペイ対応してました!
※電波状況によっては利用できない場合もあるので、現金も忘れずに〜
秋田駒ヶ岳 注意点
八合目へのマイカー規制、バス運行状況
規制時間以外であれば八合目駐車場までマイカーで上がれます。しかし止めれる台数も限られ、バスの切り返しが難儀になる為、基本的にはバスで行った方が安心です。
八合目 登山口水場状況
2022年7月2日の水場状況。美味しい水がバッシャバッシャ出てましたよ〜
秋田駒ヶ岳 八合目〜焼山、ムーミン谷、男岳周回ルートでスタート
今回のルート。八合目小屋に貼ってあった手書きMAPを参考に。
同じ白い世界ですが、夏と冬ではテンションがまるで違います・・・
八合目分岐〜焼森
【8:00】さて今回のメインはムーミン谷。分岐を左に曲がり、まずは焼森を目指します。
道中、最初の花はタニウツギ。新緑の中で咲くピンクの花はひときわ映えて見えますね〜
樹林帯もしっかりとガスの中。草木だけでなく、蜘蛛の巣まで瑞々しい装いです。
途中浅い川を渡って行きましたが、しっかり迂回路ありました笑
歩きやすい石畳を上っていくと…
ガスの中うっすらと稜線。7月になってもまだ雪渓が見れました。
シラネアオイ。葉っぱが良い感じに撮れました。
それとゼンマイ。ワラビと似てますが、綿毛があるのがゼンマイだったはず・・・
【9:30】第一通過点の焼森へ到着。子供2人連れって事もあり、ここまで1時間半かかりました〜
焼森〜大焼砂分岐
あまりにも白すぎて子供から、「ここ本当に山なの?」なんて言われる始末。
あっという間に横岳の分岐に到着。ここからムーミン谷へ向かうのはノニヤマも初めて!結構藪ってますね・・・
大焼砂も眺望ナシ!本当なら右手にムーミン谷がはっきり見えるはずですが残念。
名称に「砂」があるように、足元は砂地でちょいと沈み込みます。子供は歩きずらそうにしてました。
【10:30】ムーミン谷への分岐。人が立っているのが往路で来た横岳方面、鋭角に折り返すような感じで下って行きまーす。
大焼砂分岐〜ムーミン谷
どこから【ムーミン谷】なのかさっぱり分からない程の白い世界笑
すると砂礫地に咲く一輪の美しい姿。高山植物の女王に相応しい孤高感。
と少し歩けばコマクサの群生。高山植物の女王と言うより、もうコマクサ帝国。
火山灰の砂礫地に、この種だけが自生できているのは本当に不思議と感じました・・・
ピンク色に包まれたお姉さんにピッタリだったので、重ねてパシャリ。
Googleレンズ的には「ドウダンツツジ」、「サクラドウダン」と表示されましたがよく分からず笑
【10:40】木道と沿うように群生しているチングルマの花畑。美しさのあまり木道の片側が休憩&撮影者で埋め尽くされておりました笑
見頃までもう少し・・・。
花畑の中から、イワカガミもしっかりと自分のカラーを主張してました。
少し前方が開けてきて、ようやくムーミン谷の位置を把握。
大焼砂に人影を確認。本来はあそこから見えるんですよね〜
ムーミン谷への途中、木道の破損アリ。無理に木道を歩かず、迂回しましょう。
標柱見つけれませんでしたが、駒池・・・でしょう。
またまたチングルマの花畑。先程よりこちらの方が人が少なく、ゆったりと花を楽しめました。
池に近い為か、瑞々しく透明感のあるチングルマ。
男岳〜阿弥陀小屋、男女岳〜八合目
【13:00】五百羅漢を経由して男岳へ到着。急斜尚且つ、ロープあり。アザミの葉も多くチクチク攻撃してきて、子連れで通る道ではありませんでした。・・・反省。
ガスが抜けるのを期待し、ゆっくり昼食をとりましたが回復せず。下山開始。
嫁さんがトイレ休憩したいとのことで、阿弥陀池の小屋前で一度別れノニヤマは子供と男女岳へ。
【14:00】秋田県最高峰 1,637M登頂! 夏でも冬でも男女岳からの眺望は白い世界しか知りませーん笑
男女岳から下り、小屋を出発すると阿弥陀池周辺のガスがスコーーーンと抜けました。ぐぬぬ。
阿弥陀からの帰り道は歩きやすく、子供達からも好評。「こっちからの往復ルートで良くなかった?」と嫁さんからも言われてしまいました・・・(ピストンより周回ルートの方が好きなんだもん)
個人的に気に入った土壁。色のグラデーションがたまりません・・・
手持ちカメラ最大望遠で捉えた乗車予定のバス笑 これで周辺の日帰り温泉利用は不可能に、まぁしょうがない。次のバスまで時間もあるし、ゆっくり行きましょう〜
未だ行けていない旧道コース。
下山すると晴れてくるのは、山あるある。朝登った焼森がはっきり見えました。【16:00】
駐車場に戻ってくるとバーンと見えるたざわ湖スキー場。シーズンインまでは既に半年を切っています。
今年もよろしくお願いします。
今回の山行 備忘録的まとめ
さて今回は2022年7月の秋田駒ヶ岳登山について書きました。
大人にとってはなんて事のない八合目からの周回コースでしたが、子供達からすれば8時間以上山にいる大冒険。山行のほとんどが白い世界で本来の秋駒を見せれなかったのが悔やまれますが、「次は天気良いといいね!」と気に入ってもらえた様なので、また登りに来たいと思います。ホント良く頑張りました。
そういえば、また駒ヶ岳のバッジ買えませんでした笑
←登った日 →翌日 予定があったんで仕方無いんですが、ここまで天気違うとぐぬぬぬ・・・となってしまいます。
ここまでお読みいただきありがとうございました
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