【山籠り体験記】スノーボードにハマったら一度は考える山籠りを解説!当時の求人票も公開します

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snow board
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こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です

スノーボードにハマると一度は考えてしまう山籠り(やまごもり)。毎日好きな時に滑れ、夜に降雪があれば朝イチのパウダーをつまみ食い!午後からはみっちりパーク練習!なんて夢のような生活。堪りませんね!!

と言ってもあまり聞くことのない山籠り。一体どうやってするの?なんて思われる方もいるかと思います。

てなわけで今回の記事は十数年前実際に山籠りしたことのあるノニヤマが山籠りの方法、当時の労働条件なんかを紹介します。

人生一度きり。好きなことに熱中することは素敵なことですよ。

ノニヤマ
ノニヤマ

この記事はスノーボードやスキーが好き過ぎで
・通うのは面倒!雪山の近くで生活したい!!
スキー場で働いてみたい!
・山籠りってどんな生活?


などのウィンタースポーツを趣味からステップアップし、人生の中に柱として組み込もうとする方への記事となっています。

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山籠り(やまごもり)って何?

一般的に山籠りと言われると、こんな感じのイメージがあるかもしれません笑 これも間違いではないでしょうが、今回の話は冬のシーズンだけスキー場付近に住み込みスノーボードやスキーを生活の中心に据えることを指します。

普段街に住んでいるとスキー場まで2時間なんてザラな話ですが、山籠りなら窓を開けるとスキー場。な生活です。

週末の混雑しているゲレンデとは違う、貸し切り状態のオープンバーン。パウダーも食い放題、キッカー待ちも殆どありません。

またスキー場などで働くことによりシーズン券が貰えたり、自身と同じ様なスキー、スノーボードにハマり過ぎた人々と出会うことが出来ます!

毎日滑れる+雪山中毒な仲間達によって、スノーボードのレベルは飛躍的に上がるはずです!

山籠りにもスタイルあり!それぞれの違い

山籠りは大きく分けると3種類。

人それぞれの考え方や滑りのスタイルも違うので、絶対コレが良い!なんてのはありません。
山籠り、わずか三文字の言葉ですが、内容は様々。その中でも代表的な3つのコモり方を紹介します!

リゾートバイト

山籠りのタイプで1番イージーなのがリゾートバイト。初めて山籠りを考えている方はまずこちらにチャレンジ。「山籠もり=リゾートバイト」と捉える方も多いと思います。派遣会社に登録するタイプ、直接雇用のどちらかになります。
ちなみに派遣と直接雇用では時給が違いトラブルの原因にもなったりします・・・

スキー場や付近の施設にある様々な職種で働き、空いた時間でスノーボードを楽しむスタイルです。
リゾートバイト中は衣食住が用意され(寮費無料、3食無料or格安、仕事用の防寒着など)、さらにリフト券を用意してくれる所も多いです。

職種によって働く時間、滑る時間はバラバラ。休みの日は朝から、仕事がある日はナイターを滑るのが一般的です。

リゾートバイト メリット
  • 山籠りにおける衣食住の心配がない
  • 休みの日も山で滑るだけなので、意外とお金が貯まる
  • 同じ価値観を持った仲間と出会える
リゾートバイト デメリット
  • 滑れるのはナイターが多め
  • The Day(ピーカンパウダー)を横目に見ながらの仕事は精神的にキツい
  • 仕事で疲れ果て、滑りにいけないこともある
  • 寮は相部屋が多い為、オンオフの区別がつきにくい

居候(いそうろう)スタイル

スキー場の近くに必ずある宿泊施設。その中でも個人経営的な小規模ロッジやペンションに住み込み、空き時間でスノーボードやスキーを楽しむ籠り方です。

職種的にはベットメイキングや食事関係になるので、朝と夕だけ働く条件が多いです。
寮費や食事はかかりませんが、リフト券に関してはオーナーさん次第と言ったトコロ。バイト代は格安orナシ(寮費代わり)のパターンをよく聞きます。

居候 メリット
  • 山籠りにおける宿、食の心配がない
  • 同じ価値観を持った仲間と出会える
  • 暇があれば日中でも滑りに行くことが出来る
居候 デメリット
  • 居候先を見つけるのがリゾートバイトに比べ難しい
  • お金は殆ど稼げない
  • 朝食の準備などがあり、朝一パウダーをあまり滑れない

素籠り(すごもり)

素籠りはスキー場付近のアパートやシェアハウスを自身で契約し、冬の期間だけそこを拠点に生活するスタイルのことです。

夏の間にしっかりと資金を貯め、ひたすら滑る人。日中滑って夜は近くの居酒屋やコンビニで働くなど様々。

それでも共通しているのは日中のスノーボード時間が自由に計画できること。朝一のパウダー。ピステンを毎日楽しむ、天気が微妙な時は思い切って休む。とシーズン中は本当に自由です。

素籠り メリット
  • いつでも自由に滑れる
  • 毎日チャンスがあるので天候不順、アイスバーンの時など無理せず休める
  • 毎日滑っていると仲間が出来やすい
  • 個人で住む場所を見つけれれば、1人だけのプライベートタイムもしっかり確保できる
素籠り デメリット
  • お金が飛ぶように消えていく
  • 夏の間どれだけお金を貯めれるかで、住む場所も滑れる期間も変わる
  • 早めに行動しないと部屋が見つからないこともある
  • 毎日滑れるが故にモチベーションの確保が難しい


ノニヤマの山籠り体験記

筆者が山籠りのスタイルとして選んだのは【リゾートバイト】職種はスキー場のリフトスタッフでした。
レンタルスタッフを希望したのですが、面接してくれたチャラッチャラの派遣社員さんに「女の子じゃないとダメなんすよ〜」と言われたのを今でも覚えています笑

当時の労働条件

衣食住は揃っているものの週休1日。時給750円朝の30分はリフトでの移動時間の為お給料が発生しませんがご容赦ください。なんてスキー場についてから話され、今考えると結構なブラック環境です笑 ちなみに2021年現在、長野県の最低賃金は877円です。

リフト券のICカードは全員に配るのではなく先着順のレンタル方式。仕事が終わって山頂リフトから戻る頃には全部貸し出し済みでナイター滑れない日もありました・・・

スキー場 リフトスタッフとしての1日

朝7時前。リフト運行前のピシッとした空気が好きでした。けどここから16時まで働くんですよね〜

リフト乗り場や降り場の外業務とリフト小屋での中業務を15〜20分で交代しながら働きます。

平日はお客さんが少なくて楽なんですが、土日は本当に忙しい仕事でした。お尻側に付けたチケットホルダーがリフトに引っかかり、宙吊りで運ばれる人がこんなにいるのか!と驚きました。

お昼ご飯はリフトに人数分の弁当箱が乗ってくるのも新鮮でしたよ〜。

スキー場 スタッフ寮

スキー場から徒歩3分。建物一階中央に食堂があり、東と西で男女が別れて生活していました。ちなみに異性が入ったら一発退寮。

男子寮部屋。8畳の部屋に年齢も職種も違う4人で生活するのでトラブルは付き物。

下段、テレビを持ち込んでいる人が寮の最年長でしたが朝、全く起きないんです。毎朝携帯から沢田研二の着うたが流れ続け、歌詞が強制的にインプットされていく始末。

耐えきれなくなったある日、ノニヤマ含む3人から「お前が出ていけ」と言い合いになりました笑

今でもこの曲を聴くと当時の記憶が蘇ります・・・

寝ることは出来ても朝方の音には反応してしまう。今なら絶対耳栓を持っていきますね。

談話室的なホール。部屋内は禁煙だったのでみんなここで集まって毎日飲んでました。ディガーさん達が夜中に働くのでこの時間は就寝中。あまり騒げませんでしたが毎日ナイター後のスノーボード談義が最高に楽しかったです。

休日

数少ない休日はただただ滑ってました、五竜か47。
従業員用の共通ICカードってゲートが開くときのブザー音が、一般ICカードのと違うんですよね。普段会うことも無い47側のリフトスタッフが「お疲れ〜とか今日の雪どう?」なんて会話も雪山仲間って感じで嬉しかったです。

仲良くなったローカルの人達に連れていかれ、和合堂ってショップに行った記憶も残ってます。

おわりに

さて今回は毎日スノーボードを楽しむ山籠り3パターンと体験談を書きました。

スノーボード経験10回程度の初心者が、1人で新天地へ向かい好きなことに熱中する。すごく勇気がいりましたが、この経験がノニヤマにとって一生の思い出になっています。

そして籠る前と後では自分でも分かるくらい圧倒的に滑りが変わりました!ドリフトターンしか出来なかった素人がパークを流せる程度にはなりましたからね。そこからは特に成長してませんが笑

結婚して子供が出来た今でも、チャンスがあればまた籠りたい。次行くならもっと滑る時間を確保する為、働かないでシェアハウスなんて考えちゃいます。

さて人生は一度きり。1シーズン位好きな事だけ考えるのも決して無駄では無いと思います。

この記事が山籠りに興味がある方へ少しでも参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました

ノニヤマ

季節を問わず山が好き

スノーボード、登山、キャンプと週末は山の人になります

大自然の秋田からアウトドアを発信

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