こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です
東京オリンピックから注目され、人気が急上昇し始めたスケートボード。
しかし通常のスポーツと違い、スケートボード文化の成り立ち等から各地で色々と問題が発生しているようです。筆者が住んでいる秋田県でも騒音、公共物の破損問題により魅力以外の報道がメインになっている状態・・・
そんな中、秋田市にある文化創造館から「多様な活動がどう共存していけるのか」について対話の場が設けられることに!その名も【スケートボードと文化創造館と秋田のまち】
今回の記事は【スケートボードと文化創造館と秋田のまち】のトークイベント、ZOOMにて参加してみたとなっています。
秋田市文化創造館とは?
秋田に暮らす人のために、自分らしい表現を探す人のために、新しい活動を生みだす拠点です。多様な文化活動との出会いの場を提供するとともに、自ら創作活動を行う方、新たな活動をはじめようとする方々を応援します。
秋田市文化創造館より引用
今回のトークイベントがなければ、正直縁が無さそうなトコロ・・・
一度だけ入館したことありますが美術系の方々が集う場所だと思ってました。
【スケートボードと文化創造館と秋田のまち】トークイベント
トークイベントが開かれることになった経緯
- 2021年春頃から文化創造館の閉館時間(21:00)頃から、敷地内を滑走する スケーターの姿を見るようになる
- 多様な活動を目指す展覧会の影響から敷地内で滑走可能か?との問い合わせ
- 2022年春頃から幅広い年齢層のスケーターが集まる様になり、建物の傷やゴミが目立つ様になる
- 「文化創造館の敷地をスケーターに使わせて良いのか?」といった意見が出る
- 施設管理スタッフから使用禁止の準備が行われるが、スタッフ間で合意が図られず中断。様々な情報収集を経て、スケーターとの対話をする機会を設ける
今回話し合われたこと、意見
秋田県内に数カ所あるスケートスポット。
横手市や鹿角市には公共のパークがありますが、人口が1番多い秋田市には公共パークがありません。
そんなわけでトークの中心はパーク建設の要望やスポットでの問題がメインに。
近くにお住まいの町内会長さん、文化創造館のスタッフさん、市議県議会議員、ZOOMにて参加されていたNPO法人日本スケートパーク協会の理事長さんなどを交えて繰り広げられたトーク。
箇条書きで紹介していきます
・市議会でもスケートパークの話は出ている。
・秋田で話題になっている【外旭川イオン】にパーク建設の話は出たことがある。
・オリンピックの影響で始めた子供たちが熱を持っている今だからこそ必要なのでは?
・公共交通機関が少ない秋田だからこそ、パークは市内中心部でないと中高生が気軽に滑れない。
・他自治体では総合公園の駐車場や除雪車格納庫を利用したパークも存在する。
・スケートパークが出来ると周囲の騒音、駐車場、ゴミ問題が出始める。
・ルールは地元のスケーターが決め、自分達で注意しあわなければ問題は解決しない。
・パークへ向かう一般道路で、必ずストリートスケートをする層がいる。
・スケートボードメディアの殆どがストリートでの映像。それがカルチャー。
・スケートスポットを失うのも、自分達が原因。
・文化創造館ではゆっくり過ごしたい、通行する人の邪魔にもなる。
・周辺部ではスケートボードの利用を禁止しているのに、何故文化創造館は受け入れるのか?
・すぐそばには秋田市の文化芸術の拠点「あきた芸術劇場ミルハス」が建設されたばかり、傷つけられる恐れもある。
など色々な意見がある中
司会の人からの質問「スケートボードの最高峰、Xゲームとはスポーツ?カルチャー?」
文化創造館 館長さん「スケボーでウッドデッキを削るのは、一つの表現方法?」
地元のおじさん「飽きずにずーーっと同じ技を練習するのは感心する」
この3つは面白い意見で心に残りました。
個人的にスケート自体はカルチャーだと考えますが、Xゲームまで行くとそれはもうプロスポーツかなーと。ただ表現方法と言われればカルチャー色が強い気がしますし、ひたすら同じトリック練習してる時は部活感あるし・・・よく分からんですね笑
おわりに
さて今回は秋田市で行われた【スケートボードと文化創造館と秋田のまち】トークイベントについて書きました。
本当であれば現地で生の声、参加された皆さんの熱量を肌で感じたかったのですが、サラリーマンにとって逃げられない唐突な残業によって、ZOOMでの参加になってしまいました。
会社でパソコンをカタカタしながら、マイPCにイヤホンをつなぎ2画面を往復しながらの視聴だったので全てを聴くことは叶いませんでしたがスケートボードに対する熱いキモチ、伝わってきました!!
ZOOM内で表示されたパーク整備ロードマップを見たときは、公共スケートパークというゴールが具体的に見え胸が躍りました。専門家による他自治体の設置例、整備費用やそこに向かうポイントなども勉強になりました!
当然あるだろうと思っていた否定的な意見、それを受け取り乗り越えようとするスケーター。良い対話だったと感じます。
「街で共存・共生していく」ために何が必要で何をすべきなのか・・・色々考えていかねばなりませんね。
既に2回目のカタルバー詳細もアップされているようです。少しでも気になった方、話を聞いてみるのはどうでしょう?
これから秋田のスケートボードが盛り上がっていけますよーーーーーに!!!
ここまでお読みいただきありがとうございました
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