【レビュー】安全にバックカントリーを楽しむ為デジタル簡易無線を導入しました【アイコム IC-DPR6】

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snow board
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こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です

タイトルの通りデジタル簡易無線を導入しました!と言っても導入自体は21-22シーズンからなんですが、ある程度使用してからの方がしっかりとしたレビューが出来ると考え、ワンシーズン使用してから記事にすることに。

結論から言わせてもらえば、安全性と滑走快適度がぐーーーんとUP。ノニヤマ的BCアイテム必携品になりました〜。

毎年起こる雪山での遭難事故。そんな悲劇を起こさぬよう自分自身や家族、仲間の為にも安心安全で山を楽しみましょう

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デジタル簡易無線とは

デジタル簡易無線登録局は登録手続きが必要になりますが、簡単な登録さえ行えば資格がなくても誰でも使えます。特定小電力トランシーバーの500倍もの最大出力があり、特定小電力トランシーバーでは届かなかった場所での通信が可能になります。またデジタル簡易無線登録局では、秘話機能を使って通話内容を第三者に聞かれないようにすることも出来、業務中での大切なやりとりの際に便利です。

株式会社エクセリ デジタル簡易無線登録局より引用

デジタル簡易無線 アイコム IC-DPR6

IC-DPR6 スペック

サイズ幅 56mm×高さ 97.5mm×奥行き 29.5mm
重量約 247 g(付属アンテナ、バッテリーパック装着時)
通信距離1~4km(通信環境によって異なる)
防塵/防水準拠規格IP67
送信出力5W(1W)+20% -50%
使用温度範囲-20℃~+60℃
使用可能時間約 10 時間
ノニヤマ的 BC無線重要スペック表
ノニヤマ
ノニヤマ

バックカントリー用に購入した無線なので、そこら辺を意識したスペック表になっています

サイズ、重量、防水、使用温度範囲の項目は雪山目線でみると素晴らしいスペックじゃないでしょうか!
通信距離も十分ですが、もう少し欲しいって方は無線機の【アンテナ交換】って手もありますよ〜

開封の儀

届いた箱を開けてみるとさらに箱!なんかこう、業務用感のある外箱です・・・

中身はこんな感じ。無線機本体、専用充電器、説明書に小物類。さらに・・・

申請書類一式。ふるさと納税レベルの申請書でもげんなりなノニヤマからすると、これは大仕事レベル笑 しかし安全にバックカントリー楽しむ為頑張りますよー!

無線を使用する前には【登録】が必要です!

機械自体は手にした時から発信可能ですが、使用は厳禁ですよ〜デジタル簡易無線には登録が必要です!

申請書に必要な収入印紙。コンビニでは売っていない可能性もあるので郵便局が確実です

必要書類への記入、印紙の貼り付け等を最終確認!書き直しは嫌ですからね。

それでは東北エリアを管轄する総務省 東北総合通信局へいってらっしゃーい。投函です!

申請から2週間ほどで登録完了!

自宅に届いたレトロな雰囲気を持つ一通の封筒。総務省からとなれば勿論・・・

申請が無事通った証の【無線局登録状】です!東北総合通信局からこれが届けば、当面の手続きは終了。

ノニヤマは全国の陸上及び日本海周辺海域にてデジタル簡易無線を使用して良いとお墨付きをいただきました〜笑

実際に山で使ってみた

秋田駒ヶ岳にて初投入。実際に使用してみると

  • パーティー内で雪面の状況を共有できる(先行者の情報は貴重)!
  • 上はガスガス、少し落とせばクリアーな視界。無駄な待機時間を減らせます!
  • 滑走中でも連絡を聞けるので危険を回避しやすい!
  • グローブを装着していても発信出来る、大きめなボタン類!
  • 雪の付着を気にせず使える(IP67の防水設計)
  • 日帰りBCなら余裕を感じるバッテリー!
  • 稜線から樹林帯にいるメンバーへ普通に会話が可能!
ノニヤマ
ノニヤマ

日帰りバックカントリー使ってみると本当に不満が無いアイテムでした!

ただ秋田駒ヶ岳で使用していると、まれにたざわ湖スキー場での大会無線機と混線することがありました笑 そんな時は通信チャンネルを変更したり暗号鍵を設定して運用しましょ〜

無線さえあれば後続メンバーへこんな落ち込みの存在を教える事が可能になります。回避するもヨシ、飛ぶ瞬間を撮影するもヨシ!選択肢が増えることは良いことですよね〜。

マイクがあれば利便性がさらにUP!

無線機の収納、バックカントリー向けのウェアなら無線用ポケットで良いかもしれませんが、ビーコンとの干渉などを考えるとやはりザックに収納するのが1番・・・しかしこのマイクがあれば無線機本体はザックに収納しつつ、スピーディーに無線を取り扱い可能になります!

おわりに

さて今回はバックカントリー用に導入した【デジタル簡易無線】について書きました。

安くはない買い物でしたが使ってみると安心、効率的にバックカントリーを楽しめる素晴らしいギアでした〜!まぁリフトを使わずわざわざ山を登って滑る行為に効率性を求めるのもアレですが・・・笑

個人的にはビーコン、シャベル、プローブに並ぶ程の重要度と考えているのでスキー場でもレンタルがあればなーなんて思います。登録の件があるんで難しいでしょうけど。

最後になりますが、この記事がバックカントリーでの安全、デジタル簡易無線の導入を考えている方への参考になれば幸いです。

安心安全に山、楽しんでいきましょう。

山を登るなら入っておきたいヘリでの捜索サービス、ココヘリ。2022年7月1日より捜索・救助費用補てんサービスが追加付帯され、さらに素晴らしいサービスとなりました。あわせてご覧ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました

ノニヤマ

季節を問わず山が好き

スノーボード、登山、キャンプと週末は山の人になります

大自然の秋田からアウトドアを発信

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