こんにちは、ノニヤマ(@_noniyama_)です
秋田県と山形県に跨り出羽富士と呼ばれる鳥海山へ登ってきました。
アチアチの7月。街の気温が30度を超え、避暑目的で「二ノ滝ルート」からの山行を計画している所、またもや上の子供から「山行くなら連れてってよー!」のお言葉が・・・。
「まだ雪あるんでしょ?」の一言で雪渓歩きなら涼しいか!と考え、子供も歩けそうな鉾立〜鳥海湖までのルートで決定!
さて今回の記事は自然のクーラーとカラフルな景色を満喫となっています。山で見る赤い色は結構ショッキングなモノがあります・・・
2022/7/10
鳥海山ってこんな山
前回の鳥海山は爆風撤退の祓川BC。21-22シーズンは笙ヶ岳(しょうがたけ)の斜面が大クラック発生により滑れなかったので鉾立にくるのは久しぶりです。
この1週間前に行った秋田駒ヶ岳では天気情報収集不足により、満足のいく山行ではありませんでした。ので!今回は入念に調べました!!
各サイトでも問題無し!鳥海山へ向けて出発だー
駐車場に到着すると大量の赤トンボ。
登山を始める前までトンボは秋のイメージでしたが、実際は6月頃に平地の沼や池で羽化、山へのぼり夏の暑い間は涼しい山で過ごし、秋風が吹く頃に山を下り平地で過ごすようになるそうです。
鳥海山 注意点
2022年7月時点 点公衆トイレ建て替え中、ビジターセンターを利用してください!
登山前に欠かせないトイレですが、いつもの公衆トイレが取り壊されてる!!
なるほど、それでこんなに臭うわけです・・・
工事期間は令和4年5月17〜同年10月21日まで。来年の笙ヶ岳BCの際にはNEWトイレで用が足せるワケですね!
稲倉山荘営業開始時刻まではビジターセンタートイレを利用しましょう。
鳥海山 象潟口(鉾立)〜御浜小屋、鳥海湖コースでスタート
鉾立〜賽の河原
鉾立から御浜小屋へ向かい、鳥海湖を見ながらランチ。帰りは笙ヶ岳を望み、雪渓を楽しんで行くプランです。
【7:30】象潟口(鉾立)コースは駐車場が広く、ルートも分かりやすくて好きなんですがスタートから暫く続くコンクリ登山道が苦手です・・・
振り返ると見えるのは日本海と駐車場。登山者用の駐車場は既に埋まり、右奥ビジターセンター横までびっしり。
渓谷と青空の組み合わせが素晴らしいです。
「雲みたい!」と子供に言われたミヤマトウキ、子供の感性は面白い。にしてもこの日は雲海が凄い。
そこそこ長い舗装路が終わり、久々に雪の上。シャリっとした感覚だけで胸が弾むのは秋田県人だからか、スノーボーダーだからなのか。
先程の弾んだ胸が、胸騒ぎに変わる風景。
もう少し進めば賽の河原だけども・・・地獄感半端ない色ですよね。
あまりの異次元感でツイートすると、原因として考えられるのは
とフォロワーさん達に教えていただきました。勉強になりました、ありがとうございます!!
【8:30】出発から1時間ほどで賽の河原へ到着。道中、容赦なく照りつける日光によって体はアチアチ。
御浜小屋へのルートに雪渓(右)を提案しましたが即却下。お楽しみは最後にとって置くそうです。
御浜〜ニッコウキスゲロード
賽の河原からの石段を超え、もうすぐ御浜な所で不思議な岩を発見。
二重丸とE,K,B,Y。どんな意味があるんでしょうか??
凛と経つニッコウキスゲ。新緑の中咲く黄色い花は、花言葉の一つ「夏美人」がぴったり合いますね。
ちなみに新芽はてんぷらや和え物に、花やつぼみは酢の物や炒め物にして食べることができるようです。高山植物の採取はNGですけどね!!
【9:15】御浜小屋の周りは大勢の人でごった返していたので、少し離れた場所で休憩。
しばし鳥海湖を眺めゆったりとした時間を過ごします。青空が映し出され、鏡の様に美しい・・・
笙ヶ岳方面から歩いてきた人々がニッコウキスゲの話題で盛り上がっている様です。これは期待出来ますね・・・
雲の切れ間から一瞬見えた月山。5月に初めて滑りきましたがスケールのデカい面白いスキー場でした。
21-22シーズンは大斜面がクラックにより滑走不可・・・来シーズンは大斜面でのコブ祭りを堪能したいと思います。
山で見る湖、雪が接岸する場所ってどうしてあんな色になるんでしょうか・・・?凍っているわけではないと思うんですが。
前の週、秋田駒ヶ岳では見頃だったチングルマもここでは既に綿毛。対してチョウカイアザミはまだこれから。
まさに黄色い絨毯、「夏美人」がこんなにたくさん・・・これはもうハーレムと言っていいのでは。ニッコウキスゲロード、素晴らしいです!!!
鳥海湖分岐〜鉾立
【10:00】御浜から湖へまっすぐ下りるルートは雪で覆われていたんでコチラから。
木道がもう用をなしていません・・・。アスレチック好きな方はどうぞ笑
木道を抜けると雪渓トラバースがお待ちかね。鳥海湖側から向かってきたオジサマがスルーっと滑っていく瞬間を見た息子は「よし、戻ろう」の判断。良いと思います。
鳥海湖のほとりでランチ予定だったけど下山してからにしましょうかね。
【10:45】長坂道分岐を右に曲がり、鉾立を目指します。下山開始〜
と最後にもう一度、黄色い絨毯を。素晴らしい日に来れて良かった・・・
モワモワと冷気が立ち上がる雪渓。まさに自然のクーラー!快適すぎる!!
雪の上にトンボって季節感バグり過ぎ笑 この子ちゃんと生きてますからね。
賽の河原まで戻ってきた所で雪解け水での水分補給。
キンッキンに冷えてやがる!!!ホントならコップでグイッと行きたいですが、真っ赤な水を見たばかり・・・。浄水器を通して飲みました〜
行きでは気付きませんでしたが、他でも数ヶ所ありました。ベンガラっぽいですかね・・・
帰り道渓谷下部で工事車両を発見。鳥海ダム関係かと思いましたが、方向全然違うし何だろう。
下山時につい寄ってしまう展望台からの風景。山頂は雲に覆われて全く見えず。
【12:30】無事稲倉山荘に到着し売店をウロウロ。登山バッジとは違う、お洒落なピンバッジが新しく登場してるじゃありませんか!速攻購入したのは言うまでもありませーん。
帰りの温泉・・・じゃなく、ラーメン
鳥海湖ランチが出来ず、意外と早く下山出来たので途中高速を降りてラーメンを食しに。
濃厚なピリ辛味噌ラーメンが登山後の体に染み渡ります・・・追加でビール注文したいとこですが、我慢我慢。ふぅ、美味しかったぁぁ〜
ラーメンおやじ、おすすめです!
今回の山行 備忘録的まとめ
さて今回は2022年7月の鳥海山登山について書きました。
鉾立から鳥海湖までの短い山行でしたが色とりどりの景色に出会うことができました。この時期しか見れないニッコウキスゲの群生、黄色い絨毯は息を飲む美しさ!!
小学生の息子を連れても5時間程度で回れるお手軽ルート、ハイキング気分で行けるのでちょいと登りたい時なんかにおすすめです!
次回は「二ノ滝ルート」行ってみたいなー・・・色々調べてみたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました
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